とある休日。私はバイクでツーリングに出掛けました。片側2車線の国道を信号のある交差点で右折した際、直進車と接触しバイクは大破してしまいました(もちろん私もケガをしましたが・・・)。私が右折をした際、信号は右折可の矢印が点灯していたため、過失割合は0:100となり相手方に全て原因があるという事になったのです。けれども問題はそこから・・・。私のバイクは少し古いバイクで中古車市場ではプレミア価格で取引されています。実際、同じ年式、同じ程度で価格を調べてみると300万円はくだりません。けれども相手方の保険会社より提示された金額はなんと50万円。全く市場価格からかけ離れています。私が何を言っても、相手方の保険会社は新車当時からすでにかなりの時間が経っており、残存価値はせいぜい50万円しかないの一点張りです。 これ以上、素人である私が相手方の保険会社と交渉をしても暖簾に腕押し、進展は望めないと判断をし弁護士に解決を依頼することにしたのです。幸い、私の加入している自動車保険には弁護士特約がついていて、私の保険会社に相談をすると自動車事故に強い弁護士を紹介していただけるとの事。私は早速、保険会社より紹介いただいた弁護士の先生に相談をしました。弁護士の先生によると、この手の時価額と中古車市場の相場との間の金額乖離におけるトラブルはよくある事のようです。そして弁護士の先生は同じような案件を何度も扱ってきており、客観的な材料さえ揃えば十分に勝ち目はあるとの事でした。弁護士の先生は同等のバイクの中古車価格について、ネットやバイク中古販売雑誌から膨大な資料を集めてくれたようです。また、バイクの旧車をたくさん取り扱っている専門店からも市場価格についての意見を取り付けてくれました。こういった確証集めはさすが交渉のプロだなと思いました。 正直、私は弁護士の先生に解決をお願いしても、先方の提示額が50万円、私の希望額が300万円とかなり乖離があるため示談が成立するまで1年くらいはかかるかなと思っていました。ところが弁護士の先生から約3ヶ月後になんと270万円で相手方保険会社は示談に応じると言っているがどうするか?との連絡がありました。その弁護士の先生の連絡には正直、驚きです。もちろん、私は示談に応じる事にしました。そしてまもなく、私は270万円の保険金を受け取り、代わりのバイクを購入する事ができたのです。 正直、事故の当初は私は諦めモードでした。相手の保険会社は何かにつけて賠償金を値切ってくるものと思っていたからです。それに対してズブの素人である私が抗弁出来る訳がありません。けれども、ダメ元で弁護士の先生に解決をお願いして良かったですね。やっぱりその辺は弁護士の先生はプロですので交渉のツボを押さえています。弁護士に相談するという事は、それまでの私はもっと敷居の高いものと思っていました。けれど実際に依頼をしてみると担当いただいた弁護士の先生はフレンドリーな感じもして相談しやすかったのも良かったですね。交通事故でトラブルになったら、弁護士の先生に相談しない手はないとこの件を経験して心から思いました。