
私の経験した追突事故の体験談です。
当時の私は23歳でした。社会人になり車を購入し、片道車で40分の職場へと通勤していました。毎日同じ時間に通るおなじ道。いつもと変わらない風景。
ただ一ついつもと違うのはそこでシートベルトの取り締まりがあっていたことでした。いつもはしっかりとシートベルトはしていました。取り締まりが昨日なら、もしくは明日ならしていたはずなのに・・・事故とはそういう心の隙間があるときに起こるものだと体験しました。
その日はその直前にコンビニに寄ってベルトをしないまま出てしまったのです。案の定私の前に突然警察官が出てきました。その時わたしの前の車が自分のことだと勘違いして急停車しました。警察に目をとられた私はそのまま追突してしまったのす。
幸い被害者は怪我もなく車は少しへこんだくらいでした。保険会社を呼び、警察との話もすませ、お互いの連絡先を交換して別れました。保険会社は後のことは自分たちが処理していきますと言ってくれました。その後保険会社から連絡を受け怪我もないので物損事故ですませようかと相手と合意しかかっているとこだとのことでした。
まぁ人身事故でなくて良かったと思っていた所、突然相手方から連絡がありました。事故のことで話がしたいとのことでした。
加害者である私は二つ返事で伺いました。「この度は・・・」と謝罪をし、お詫びの品を渡すと「まぁたいしたこともなかったですし」とにこやかな様子で話してくれました。
「あぁよかった」
私がそう思っていると被害者はこう続けました。「私たちにもあなたくらいの年の息子がいるんですよ」「ちょうどあなたと年齢的に重なってかわいそうになってねぇ」
「でも私も帰ってから首が痛むんですよ。でも人身事故にするのは忍びないので治療費として10万で人身事故にはしないでおこうかと思ってるんですよ。」
とのことでした。人身事故になってしまえば改めて警察に呼ばれて実況見分もあるし免許の点数も引かれる・・・10万で済むのなら・・・
一瞬そう思いがよぎりました。さらに被害者は私が可哀想で可哀想で、と繰り返します。
心が揺れましたが何かいやな予感めいたものもあり、それならばわかりました。人身事故にしましょうとのことで帰ってきました。
その後警察に呼ばれ実況見分やらなんやらと手間は増えましたが、保険会社の方からは「応じなくて正解でした。応じていればその後治療が長引いたとか仕事を休んだ、とかで請求を受けてたと思いますよ。」とのことでした。
まるで私のためのように話してお金を要求していたのだと知り、人身事故にして保険会社にまかせて正解だったと思いました。
みなさんも自己の際は自分でなんとかしようとせずに、餅は餅屋、保険会社に任せるようにしましょうね。